今朝、朝日新聞のWEB版を読んでいたら、
こんな記事を見つけました。
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絵(本)を書いているときの五味さんのスタンスがよく伝わってきて、
ああ、こうやっていろんな素敵な作品を世に送り出してくれていたんだと、
五味さんの本を小さいころから大好きでよく読んでいた私はうれしくなります。
五味さんの、育児についての考え方もお話されていて、
「絵本好きにするっていうのどうかなあ。
赤ちゃんに、おっぱいはポンプで流し込めない。
子育てでできるのは、(環境の)サポート・メンテナンス」というところ、
私が普段から強く思っていたことと同じで、なんだかほっとしました。
絵本が好きなのはいいことだけど、メディアでときどき
「子供を絵本好きにするには?」というような記事見るたびに、
無理に好きにさせる、って、そもそもできることなのかなあ?と、
いつも違和感感じながら見ていました。
絵本に限らず、音楽・スポーツ・勉強、なんでもそうだけど、
好き嫌い、得意・不得意、あるのが当然で、
ある程度興味が湧くように環境整えてあげるのは
親の務めかもしれないけれど、好きになるかどうかは、
子供のなかに、そういう「芽」があるかどうか、で決まる気がします。
「にんじん残したって構わないよ。にんじんにピンとこないな、そんな日もあるよ」
という一言には、ちょっと苦笑いしてしまいました。自省の念を込めて。
私はピンとこようがこまいが、「食べなさい!」って口うるさく言うから(笑)。
「絵を描いている子供に”何描いてるの?”はタブー」というのは、
実はさやが通っていたシュタイナー保育園の先生も
似たようなことをおっしゃっていました。
子供はべつに常に目的があって「制作活動」しているわけではなくて、
ただただ楽しんでいるだけ、かもしれない。
だから、ここの保育園では(特に小さいうちは)塗り絵や
「こういうものを作りましょう」と見本に従ってやるような工作は、
あまりしていません、って。
支える、見守る。育児に必要なのはそれだけ、と五味さんはおっしゃるけれど、
それがとーっても難しいのだ!!