こちらの新聞の報じるところによると、日本人男性が家事・育児に費やす時間は一日平均33分で、世界で一番短いんだそうです。朝日の出とともに出勤、深夜帰宅ということを考えると、まあこんなもんかしら、という感じ。でも、男性の皆さん「家族のため」と思って汗水流して働いても、実際家族とすごす時間ってほとんどないわけで、なんだかかわいそうな、矛盾しているような。
こっちの政府が数年前に、ある男の子がお父さんのことを「日曜日に肉を切りに来る人(こちらでは、食卓でお肉を切り分けるのは家長の役目)」だと思っていた、というCMを流して、「お父さん、残業もいいけど家族も大事だよ」と呼びかけていたらしいけど、日本の会社員は、「じゃあ今日は定時に帰って家族と過ごします」とは行かないよね。通勤時間も長いし。
それに対して西ヨーロッパでは男性は一日約1時間家事・育児をするそうですが、これは思ったより短い気がする。我が家の西ヨーロッパ人男性はどうだろう。自己申告によると「2時間」って言ってるけど、それはまずありえない。
いずれにせよ、一日最低8時間は会社にいるのに、家族のためにはたった1時間程度しか使えないって・・・と、疑問に思った次第です。